先輩がオナ禁と出会った時

先輩がオナ禁と出会った時

ほんの少し人生をよくしよう

メンターと言う役割と心得を語ってみる。

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こんにちは!Eくんです。

 

今日は先輩からオナ禁について相談を受けていた時思っていた事を素直に言います。相談を受ける自分は先輩から度々「メンター」と呼ばれていました。ですので、「助言者」と言う意味でその言葉を使わせていただきます。

 

特にこれから先オナ禁をする方々の側で支える側としての参考記事です。

 

例えば、今オナ禁やっているけれど、これから講演会等行いたい!メール相談を受け付けたい!Orオナ禁はやっていないけれど、支えになりたい。

 

そんな方へ向けて、Eくんはこうしてきました。というのを暴露します。

 

 

まず、先輩から相談を受けたのはだいぶ前になります。

3~4年前かな?

 

始めて相談受けた時は、正直笑いました。馬鹿にするとかではなく単純に「え?!なんでそんな事を悩むの?!」と。素直に思ったわけです。

 

でも、とても真剣に悩まれている事を聞いてこちらもしっかり真面目に答えていこうと相談を受けたからには思いました。

 

ヘラヘラ笑いながら「実はさ~オナニーする回数が多くてさww」と言われると自分は多分そこまで親身になれなかったと思います。いくら相手の心のなかで辛い事でも、こちらは深くまで気持ちを汲み取る事は言葉からだけではできませんから。

 

だからこそ、真剣な表情をちらっと見せた姿に「マジ度」を感じました。

 

それから暫くして、変わる為に努力をし始めます。

・ジムに行く

オナ禁用教材を取り寄せる

サプリメントを飲み始める

・ノートに記録を付け始める

 

オナ禁初っ端という事で、かなりストイックだったのです。変な話「オナ禁ハイ」に陥っていたと、側で見る僕は感じていました。

 

なぜそう思ったのかは、はやりテンションが高すぎる所があった、そして反動でとても低い日もあった。という所です。簡単に言えば躁鬱状態のように思えました。

 

良い日は良すぎて困るような、例えば…

会話が成り立たない部分があった。つまりは、先輩の独壇場、一方通行の講演会のような会話でした。こちらが返事を返しても、それに被る勢いで次の話が出てきて、止まらないし、ずっと笑っている。勿論、オナ禁成功して嬉しいのはわかるし、少しずつ筋肉がついて自信になってきているのも分かるけれど、会話のキャッチボールができたかというと…。できてはいませんでした。

 

決してそういう先輩が嫌いだったわけではなくただただ「心配」でした。

かと思えば、次に会った時やLINEでは、この世の終わりくらい落ち込んでいる。数日前のハイテンションが嘘かのよう、反動がきたかのようにメチャクチャダーク。「もう駄目かもわからん」みたいなそんな感じ。そしてそんな言葉ばかり。一緒にいると一緒にため息を吐きそうになる事もありました。

 

メンターの心得1

・とにかく相手に影響されても、同じテンションを貫く

という事。これは、結構辛いかもしれません。例えば「消えてしまいたい」と毎日言う人に影響されて「そうだよね‥はぁ‥」と同調しない。相談するという事は相手の中では答えは決まっています。無意識のうちに。だからこそ、こちらは一本の大木のように「側」に居るだけでいいんです。そのままの自分で居る事を第一に努力します。メンター側だって人間です。落ち込む時もあります。そんな時は相談を受けている人以外にため息を漏らしましょう。しかしその時に、裏口を叩かない事です。1度口にすると人間恐ろしいもので影響を自分で受けます。言霊ですね。時と場合によっては、漏洩しますし、言霊の影響で相手の事を本当に嫌いになってしまうこともあります。1番は「相談は相談だ」とある程度のラインで割り切る事が重要です。「相談を受けている」のであって「その相談=自分の事」では無いと冷たい1面を持ち合わせていないと厳しいです。

 

メンターの心得2

・受けたからには、責任を持つ

相談を受けて「分かった、相談にのるね」と決めたら貫いて下さい。何があってもその人の味方でいてください。そして、時には怒りその人を正して下さい。これも結構精神的には来ます。自分の事ではないですから悩んでいること自体は。時には「今こっちも忙しいのに!なんで怒るような事を言うんだ!」とブチギレそうになったり「あー、もうめんどくせえ!」となる時もあると思います。だけど、相手は本気なんです。本気で頼ってきている事を忘れずに。引き受けたからには、相手が納得するまで付き合いましょう。それが「引き受ける」と言う事の責任です。

 

メンターの心得3

・踏み込んで良い領域を見極める

人間誰しも「此処から先は来ないで」と言う部分があると思います。いくら相談を受けたからと言って、全て土足で踏み込んで良い訳ではありません。極力「相手が言ってきた言葉」「相手が相談してきた言葉」に対して反応をしましょう。それ以外は「ちょっと踏み込んで、こういう話を今からしてもいいかな?」と確認(アクション)をとってから話す事を自分は心がけています。

例えば他人から「マジしんどい」と連呼されたとします。そして、相手の生活リズムを分かっている。そんな時「あのさ、お前身体だるいって言うけどそれ、お前の生活習慣が悪いんじゃね?仕事忙しいとかいって夜遅くまでやって、それ体調崩すの当たり前だし、自己管理不足だろ」と言うと‥相手の立場になって考えると、すっごく腹立ちません?「そんな事自分が1番わかってるわ!」って。だから…

相談者「マジしんどい」

受ける側「え!?大丈夫?」

相談者「マジ超忙しくて睡眠とれん」

受ける側「何時頃ねてるの?」

相談者「3時~6時とか3・4時間睡眠」

受ける側「それってヤバくない?そりゃ身体壊すよ!」

相談者「仕事忙しくて寝られないんだわ」※踏み込み限界地点

受ける側「いつも本当お疲れ様だぁ‥。少しでも休める時はしっかり休んでね!じゃないとこっちが心配になるから!」

同じ話であっても、1人で全てを分かったように話すのと、相手と会話のキャッチボールをしながら伝えるのではニュアンスが変わる事がわかりますか?

このように、極力相手の反応や、発言から「こういう返事まではOKだろう」と予測を立てて、考えます。そして、その返事に嘘があってはもともこうもないので、自分の気持の範囲で素直に返します。

 

 

さて、話は戻りまして、オナ禁超初心者の頃の先輩は、がむしゃらに色々な事を取り込む、そして実践するに辺り、自分のキャパを少し超えてしまっていたのではないでしょうか。

 

それから、徐々に「オナ禁」=「絶対的悪」のような雰囲気になってきました。

ストイックな時はそうですよね。例えば「砂糖をとってはいけません」とずっと言われ続けて自分でも「とってはいけないんだ!」と思っているのに、お菓子を食べちゃう。そして罪悪感。その繰り返しで、砂糖=悪となってしまう。

 

ストックすぎるのも時に考えもので、自分のキャパにあった範囲でないと目標が目標ではなく、ただの「破ったら恐ろしいことがおこる物」になってしまうのですから。

 

この際ぶっちゃけますが、あまりにも「オナ禁失敗した…もう駄目だ」と言い続ける姿を見ると「え、なんで?別にオナニーしてる人もいるでしょ」と思っていました。そりゃオナ禁している人にとっては「オナ禁=善」なわけで、失敗を続けたら落ち込むのは分かりますが、この世には「オナニー最高だぜ!ヒャッハー!」と自信をもっている人も逆にいます。

 

だからこそ、この世の終わりのような雰囲気に自分はある事を思い出しました。

それはズバリ「自傷行為」です。

 

この時話を聞く限りどういった時にオナニーへと走るのかメモをとっていたのです。

・イライラした時

・寂しい時

・落ち込んだ時

・日常がうまく行かなかった時

・自分をコントロールできなかった時

 

さらにぶっちゃけると、自身は一時数年間自傷行為をしていた事がありますが、まさに一緒だなと思いました。

 

・イライラした時

→それをすれば落ち着くと思っている。

 

・寂しい時

→それをすれば一時的に満たされた気持ちになれる。

 

・落ち込んだ時

→ただ、やってしまった事への反動で落ち込む。日常生活の落ち込みも、それをしている最中は忘れられる。

 

・日常がうまく行かなかった時

→思い通りに行かない時のはけ口にしてしまう。駄目だと分かっていても止まらない。

 

・自分をコントロールできなかった時

→上記の事を繰り返し悪循環が生まれる。そうなってくると自分をコントロールできなくなる。感覚が麻痺してくる。

 

結局の所、自分を傷つける事になるんです。その傷は肉体的なのか精神的なのかの小さな違いしかないと考えます。

 

1回はっきり「それは自傷行為に近いと思います。」と発言した事もあります。

 

メンターの心得4

相手のその日のコンディションを見て、自分の意見も述べてみる。

相手の気持ちだけを受け取るだけでは、それは壁にだってできます。だからこそ、自分の意見を述べる事も重要です。ただ、タイミング等がとてもシビアです。そしてまず自分の意見は相手に通らない事が多いと思っておくとダメージは少ないです。「全て受け入れて貰える」と思って話すと、結構疲れてくると思います。ある程度「これは自分の意見だ」と割り切って話しましょう。

 

メンターの心得5

意見するなら、なぜそう思ったのかまで話す。

相手側は、三者目線を知りません。なぜなら、自分の内で起こっている「悩み」ですから。なので、こちら側が「それ○○だと思うから」と言った所で「は?」となる訳です。だかこそ、相手に気持ちを伝える時は「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「どう感じたか」→「だからそう自分は考えちゃった」と伝えると伝わる確率は上がります。

 

例えば「それさー、自傷行為に近い物だと思う」と言う話もそれだけすると「は?」と思われますが、「以前、ドライブしている時に、○○さんが、オナニーした後凄く落ち込むと言っていたけれど、それを繰り返すという事は結果自分を傷つける事と変わりないと思うんです。肉体的に自分を傷つける訳ではないけれど、精神的に傷つけていると三者目線では思うんですね。それって自傷行為に近い物だと自分は考えています。」と話すと、自分も何を伝えたいのか再確認できますし、相手も「あの時自分が言ったことでこういう事を考えたのか」とリンクしやすくなるのです。情景とか思い浮かべて話を聞ける状態に持っていけるのです。

 

それから、色々と結果を重ね、他の方からも影響を受けブログを初めたり時には動画を出してみたりしてきた訳ですが‥。

 

メンターの心得6

やりたい事は、常識の範囲を見極め尊重してあげよう。

殆どの場合自分に自信が無くなっている人が多いと思うんです、オナ禁ジャーでなくても、今の現在社会的に「お前はこんな事もできんのか」的な目を向けられる事も多いじゃないですか。学生だってテストの点数が全てみたいな世界が多いとおもうんです。だからこそ、少しでも「やってみたい」という事は応援してあげたいってEくんは思うんです。そして、駄目な部分は「それはしないほうが良いよ」と正してあげながら一緒に出来ることはやってあげたいなって。ただ、本当に突拍子もない常識とは外れた事をやりたいと言い出した時には全力で止めましょう。

 

 

メンターとまとめる事はむずかしいですが、他の方の相談役に回りたい方がおられましたら、良ければご参考下さい。

 

全てが正しいとは言えません。これはあくまでも自分の中で心得ていることです。ただ、その情報が皆様にとって少しでも役にたてる物になれば幸いです。

 

最後に

相談者も1人の人間であり、またメンターも1人の人間であります。お互いに苦しい、辛い、楽しい、嬉しい…その他沢山の感情があります。相談側の皆様もメンターの事を「壁」と勘違いせず、時に相手は人間だと言う事を思い出しましょう。そして、メンター側も相談を受けるのならば「割り切る」事をある程度しなければ先にメンタルが壊れてしまいます。改めて「どちらも人間である」事を確認しながら良い関係を築いて行きましょう!!