先輩がオナ禁と出会った時

先輩がオナ禁と出会った時

ほんの少し人生をよくしよう

知らない方と「こんにちは」

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こんにちは!Eくんです!

 

一人暮らし歴ももうすぐ二桁突入しそうな訳ですが、やっぱり地元と違う場所では勝手が変わりますね。

 

地元は本当に「ド田舎」と呼べる場所で、ある地区には子供が1人しか居ないなんて話を聞きます。

 

なので住民との距離がとにかく近いんです。

 

皆親戚のおじたちゃん、おばちゃんくらいの距離感で「お!元気か?」「頑張ってるね〜」なんて道を歩けば話しかけられます。

 

しかしそれも思春期を迎えた頃から少しずつ煩わしく感じられ、恥ずかしく思えてくるのです。

 

例えば「噂話」などは一瞬で広まりますし、家族うちで「○○ちゃんとお付き合いを始めた」なんて言った日には、公開処刑を食らうわけです。

 

自分の得意な事、苦手な事、生活態度等常に監視化に置かれるような気分をまだ青臭い思春期頃にはしていたのです。

 

今は恥ずかしさの限界も越え、むしろ「よっ!おばちゃん!」くらいのテンションになってるんですけどね(笑)

 

ある程度年齢いくと、改めて地域の温かさも見えてきます。勿論「あぁあ!」って想うこともたまにはあるけれど(;´Д`)

 

大学に入る直前、学校近くの市に移り住んだのですが、打って変わって知らない人だらけ。

 

始めは、大学時代の友人もいましたし寂しいなんて感じることなく日々過ごしていたのですが、卒業まではあっという間で、同時に殆どの友人が就職等を理由に市を去っていきました。

 

そうなると、仕事以外で声を出す事もなくなり、休みの日には1日も声を出さない日なんて事も度々ありました。

 

しかし、最近こんな事がおきました。

 

毎日同じ時間に駅へ歩いて向かう道中、杖をつくおじいさんと対面する事に気がつました。

 

帽子を深くかぶり、ゆっくり杖をついて歩く姿は印象が深く残されたのです。

 

ある日すれ違いざまに「こんにちは」と声をかけられました。

 

急な出来事に会釈しかできませんでした。

 

なんだか申し訳なく思い、次の日は自分から挨拶しよう!と意気込みました。

 

次の日もおじいさんは居て、だんだん近づくおじいさんを見ながら「こ‥こんにちは!」と言うとおじいさんも「こんにちは」と返してくれました。

 

それから、数日あいさつのやり取りを続けていました。

 

しかし、ある日を境におじいさんを見なくなりました。

 

何かあったのかなと心配しながら駅の椅子へ腰を掛けていると、コツッコツッと杖の音が聞こえ、目の前で止まりました。

 

顔を上げると、おじいさんが。

 

心の中で「よかったー!げんきそう!」と思ったのですが、顔をよく見ると堀が深い。

 

?!

 

帽子で見えなかったけど、下から覗くとよく見える!

 

海外の方や!!

 

気が付かんかったー!

 

でも言うのは一つ

 

「こんにちは」

 

相手のおじいさんは、「hello」と何時もとは違う切り口で。

 

なんか笑ってしまいました。微笑ましい感じで心がぽかぽかしました。


それからまた見たり見なかったりが続き、今日久しぶりに駅で会いました。


いつもの杖を持って、近場に来てくれたので「こんにちは〜」と言うと、おじいさんは「hello. are you ok?」と!

 

電車の音でhelloしか良く聞こえなかったので、「ん?!」と身を乗り出すと、「are you ok?ダイジョブですか?」と。

 

自分は、文の前後の繋がりが無いと理解が出来ないので、「えっ何に対してだろう」「大丈夫って?」って思いながらも、体は大丈夫なので「大丈夫です!!」と笑いました。

 

おじいさんは、頷きまたトコトコどっかに行きました。ちょっとだけでも会話出来たのは嬉しかったなぁ。

 

いつかどこの国の方なのか聞いてみたいなぁ。

 

新しい土地でできた、名前も知らない挨拶友達。

 

挨拶はパワーをもらいますなぁ!


さて、日常の事も良いけど役に立てそうな記事もそろそろ出したいなぁ。


少々おまちくださーい(≧∇≦)b

 

 

=追伸=

この記事の下書きを昼電車の中で書いていたんですが、夜までに色々ありまして少し落ち込んでいて、その事をメモ帳に殴り書きしてたんですが、だんだん虚しくなり、「昼間の記事投稿しようか」とこの記事を改めて自分で見ると「あ!そうだ小さな幸せあったんだ!」と思い出しちょっと元気になった!!おじいちゃんパワーすごい!!