私事ですが、先輩彼女が出来ました。
もう3年程彼女がいない生活をしていたので彼女の作り方も忘れていたのですが、お付き合いする人と会えました。
付き合ってまだ一ヶ月くらいですけど、
会えたと言うより、気付いたと言った方がよろしいかもしれませんね。
先輩趣味でオーケストラに入っているのですが、そこで出会いました。
もう2年ぐらい一緒に演奏していたのですが、お互いに話しをするようになったのはここ最近の話しです。
オーケストラっていっても40人ぐらいいますので、顔は知っていても名前は知らない人が多いです。
演奏会の後の打ち上げ終わりの二次会に行ったら先輩の横に座っていました。
ちょうどその頃先輩は過去の失恋を引きずっていて、「もうどうでもええわ」とお酒も飲まずに味噌汁をひたすらすすっていました。
そんなとき、チラッと横を見たらボ~っとしている女の子がいたので声をかけました。
先輩 「映画好き?」
女の子 「好きですよ」
先輩 「なら、今度一緒に観に行こう」
先輩史上初めて相手の名前を聞く前にデートのお誘いをするなんて掟やぶりなことをしました。
酔っていた勢いもあったので後日改めてお誘いすると来てくれました。
それから、初デートなのに米が食べたいと言われたので居酒屋に行き、その後映画を見て。
その次に会ったときは桜を見に行き、その後映画を見に行って。
3回目のデートはまた居酒屋でした。
彼女は少しそわそわした様子で不安そうでした。
飲み始めてから2時間経過……
彼女 「もう3回もデートしたら付き合うこと考えないといけないですね……」
先輩 「……先輩のことどう思う?」
彼女 「先輩さんのこと、正直微妙です!」
先輩 「そりゃそうだわな(笑)」
あえなく撃沈して気まずい空気になるのが今までのパターンであった先輩ですが、なぜかその時は笑ってしまった先輩。
自分でも何でそう思ったのか分からないけど、そこから言葉がスラスラ出てきたのが自分でもビックリしましたね。
先輩 「そりゃ3回デートしたぐらいじゃ相手のこと分からないから不安にもなるわな」
先輩 「しかもデートだったら気合入れてるから余計に相手のこと分からないし」
先輩 「先輩も不安はあるよ、正直デートだから自分のこと良く魅せたいと思ってるし、下心も少しあるから、この後あわよくばなんてのも考えてる、でも今一緒にご飯食べてるのがすっごく楽しい」
完全に開き直った先輩は手の内を喋る喋る(笑)
先輩 「もう格好つけてもいずれバレるから今話しとくわ」
どうやら彼女は帰りのバスの時間を気にしていたみたいで食事もそこそこに帰る気満々だったのですが、いつの間にやらお店のマスターや女将さん、横に座っていたアラサーのお姉さん方まで巻き込んだ先輩の怒濤のプレゼンに聞き入ってしまって気が付けば日付が変わりうな頃に、、、
飲み始めてから5時間経過……
先輩 「ハァハァ……」
先輩 「じゃあ、4回目のデートお誘いしてもよろしいですかな?(ハァハァ)」
彼女 「受けて立ちます!!」
先輩 「決闘じゃねーんだから、お付き合いだって言ってんだろ!!」
何喋ったか良く覚えていない先輩ではあるが、その後雨が降っていたので駅まで彼女と相合い傘で歩いた先輩。
ぶっちゃけ先輩も付き合うことに多少不安があったが、職場の先輩に言われたことを思い出す。
先輩の会社の先輩 「君は目の前の幸せをないがしろにしてる」
先輩の会社の先輩 「流れに身を任せて、目の前の幸せをしっかり掴みなさい」
今回は余計なこと考えないで、自分の気持ちに正直になってみよと思った先輩。
先輩心の声 「この子と幸せになるのも悪くないかも」
そう心から思えたときに身体と心がふっと軽くなって今という時、一つ一つのことが愛らしくてしょうがなくなりましたね。
その後、彼女の部屋に遊びに行ったときにテンションが上がって腰をやってしまいました…
調子に乗って彼女をお姫様抱っこして腰を痛めた先輩です。
毎度付き合う相手が年下なのはなぜなのか、先輩でも分かりません。たぶん精神年齢がマッチするからだと考えてます。
彼女と付き合うようになってからガラッと変わったことがあります。
それは……
頑張らなくても良いよって自分に言えるようになった。
今まで自分を変えるためにストイックにオナ禁や自己啓発に取り組んできて、ようやく気取らずに本音を語り合える相手が見つかったのでホッとしたのでしょうね。
思い返すと過剰に自分を追い込んでいたのかもしれません。
毎日仕事でクタクタでもジムでトレーニングをして、サプリメントを事細かく飲んで、自己啓発の音声教材を繰り返し聴いて、今後のビジョンや目標を頭抱えて絞り出して……
彼女と出会えたことで一区切りついたようです。
彼女はのんびりとしていて、冷静で落ちついています。
そんな彼女と一緒にいると目の前のことを楽しむ余裕が生まれました。
ご飯を食べに行けば目の前の料理、楽しい会話
彼女を家まで送るときは車の窓を全開にして心地よい夜風を浴びて
一緒に晩御飯を作って、ポップコーン食べながらDVD見て
一緒にいると仕事のストレスも吹き飛ぶので「あれ、俺仕事してたっけ?」ってぐらいに心が穏やかになります。
一区切りついたと言っても、もちろんこれからのお付き合いがありますのでオナ禁もその他のアクションも続けていきますよ。
続けていきますが、頑張ると言う意識はだいぶ薄れました。
頑張るからごく自然に、
もしかしたらやるべきことはそんなに多くないのかも知れません
オナ禁によってごくごくありふれた日常を彩りのある映画のワンシーンみたいに生きれたら素晴らしいと考えてます。
先輩ののろけ話で失礼しました。